カンボジアの子供を虫歯から守りたい。
2007年 06月 28日
カンボジアで歯科医療奉仕活動を行っている某先生から、最近お話がありました。
フッ素塗布、フッ素溶液でのうがい。
民間では予算があるのでお金のかからない方法は・・・・。
色々効率と予算を検討致しましたがフッ素塗布を選択致しました。
今回はプノンペン市内の小学校(日本と少し異なります)をモデル校にして、始めてみるとの事でした。
日本からさまざまな団体が、東南アジアで歯科奉仕活動をやっている事もご存知かと思います。
30年以上前から多くの団体が長期にわたり、歯科奉仕活動を行っている話をお聞き致します。
設備も無く大変な活動である事も想像出来ます。
処置の内容はほとんどが抜歯らしい。
抜歯はもちろん歯科医院で診療を受診する事さえ、出来ない人たちも多い事も現実です。
今回のフッ素塗布の話は・・・・ようやく新しい時代が来たかと言う感じでした。
某先生はカンボジアで、アメリカの支援の診療バスを利用したり、長いテーブルを利用して携帯ユニットで治療したり。昨年から年数回カンボジアを訪問して、ほど子供達のための診療を開始しておられます。
私は10年ほど前に、この先生とミャンマーで歯科医院作りを、4~5年間お手伝いさせて頂いたほど経緯があります。歯科医院を作りながらミャンマーの軍病院など、歯科診療室を訪ねユニットの修理等貴重な経験をさせて頂きました。
この時私は日本からの歯科奉仕活動は抜歯が多い事を現実として認識させられました。
その後ミャンマーの件で、国会議員に現実をお話する機会にも恵まれ、現実を聞いてびっくりして心痛めておられました。
なかなか援助を受ける国も多種多様で、歯牙を残す運動もままならないのも現実かと思います。
国を超えて、たとえささやかな奉仕活動でも、大変な障害や理解を必要とします。
今回小さな一歩ですが、治療・予防が現実となる事は喜ばしい事と思います。
医療は最先端と最前線があります。離れている事も多いですが、最前線は待った無しの現在進行中です。
by ihs3365
| 2007-06-28 18:11