磐越自動車道

先日相馬市から宇都宮市に移動する機会があり磐越自動車道を利用いたしました。
途中帰還困難区域を一般道で通過する・・・緊張感あるルートを選定した理由は。
もちろん悲惨な現状をこの目にと思っての事でした。
南相馬のインターを降りた時から、人気の無い乾いた感じの街並みは・・・
異様な雰囲気そのものでした。
暫く国道6号線を南下すると帰還困難区域、晩秋の日暮れは早く午後5時過ぎと言うのに夜の気配の中黙々と更に南下。
人家は全て空き家で車のライトに照らされる家並みは、震災当時をそのままで廃墟そのものありさまです。交差点に信号の有る所は数少なく工事関係者に必要な道路。
他は右折左折不可のバリケードがしてあり、ところどころにヘルメットにマスク姿の警備員が立っておりました。
暗闇に照らし出される姿も悲しくもあり不気味でもあります。
暗闇の道路は皆、とにかく素早く通り抜けたい心境にかられるらしく、前の車も出せる速度いっぱいに走りぬけるのか、私は付いて行くのも精いっぱいの感じでした。
間もなく過ぎて矢印付の福島原子力発電所の以外に小さな道路看板に出会い、昔の栄華の面影もなく、ライトに照らされた白く貧弱そうに浮き出てくる姿は現状を物語っているようでした。
しかしここに故郷を持つ人々を思うと強いやるせない気持ちと、人生も含め世界の国々至るまで栄枯盛衰の悲哀を感じ、常磐富岡から高速道に・・・
街の明かりに安堵と感謝して南下を続ける事となりました。衆議院解散で右往左往の政治家の皆様にもお勧めしたい夜の一人運転旅とも感じました。                ゲンゴロウ イノ
e0120134_10551758.jpg

by ihs3365 | 2014-11-18 10:52 | ゲンゴローの見た風景