4/21ヘラセラムセミナー
2012年 05月 02日
先日の土曜日、午後よりヘレウスクルツァー社から発売された陶材の説明セミナーを行いました。
講師の宮井先生に西東京市から出向いていただいたのですが東京大阪以外での説明セミナーは初めてとのこと。
地方でも今回受講いただく技工士さんはレベルが高いことをお伝えして応用編で講義をして頂きました。第3世代セラミックスと称されたこの陶材は「純度の高いクオーツガラスを使用した人工陶材で焼成回数を増やしても組成成分の変性を起こさないこと」「ジルコニアやコバルトへの接着システムが確立していること」「焼成時間が今までの陶材に比べ半分で済むこと」などが特徴です。今後さらにメタルフレームの貴金属離れが世界的に進みジルコニアやコバルトへ移行する動きとなるようですが発生するトラブルは陶材自体やそれらの接着システムを変えなければ解消できるはずもなく、今後他メーカーでも対応商品が出てくることでしょう。
宮井先生がヘラセラムを選び使用されている理由以外にも現状で実践されている対応法(シェードなど)や使用されている器具の工夫など受講生には興味深い内容でした。
by ihs3365
| 2012-05-02 09:39
| とりとめのない話